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四國五郎(1903-2014)
四國五郎さんとの出会いは一方的ですが、小学生低学年の夏休みの宿題で、
「おこりじぞう」
を勉強したのが最初です。
優しい顔をして広島の街を見守っていたお地蔵様が原爆を受け、瀕死の少女のために涙を流し仁王の顔になって崩れていく恐怖、怒りを今でも覚えています。

四國さんは、1924年に広島県の三原市に五人兄弟の三男として生まれました。
小さい頃から絵を描くのがとても好きで、11歳で中国新聞社主催の選抜学童図画競技大会で優勝されました。
将来は画家になると考えておられた中、
1944年に徴兵され(第五師団広島西部第十部隊輜重兵第五連隊)
・輜重(しちょう)
軍隊の糧食・被服・武器・弾薬など、輸送すべき軍需品の総称。「輜重隊」
満州にて関東軍に入隊されました。
そこでは蛸壺掘り(たこつぼほり)をさせられていたそうです。蛸壺とは兵士が身を隠すための小さな塹壕(ざんごう)の事で敵の戦車や車両の下に爆弾を抱えて飛び込む特攻だったのです。
四國さんもその役に任命される前に、8月15日の終戦を迎え、ソ連軍の捕虜となりシベリア抑留強制労働を受けました。
壮絶な抑留生活を経て、1948年11月に帰国
その時、兄弟の中で一番仲の良い三歳下の弟直登(なおと)さんが原爆の被害で亡くなられた事を知りました。

(3)続く。
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今田陽次

Author:今田陽次
いまだ ようじ

 広島県江田島市沖美町出身。

特に冴えない目立たない少年時代。
歌うことでしかほめられた事がなかったよう。。。
 逆に調子に乗って、どんどんのめりこんで
いつのまにか大きくなり、人生の柱になりました。

 多くの方に支えられて、歌う仕事を頂きながら
家族6人で楽しく暮らしています。

エリザベトシンガーズ
広島中央合唱団
合唱団 そら
広島少年合唱隊
Hiroshima Bach Soloists
アンサンブル・ひなた
Men's Vocal Ensemble“寺漢”
Youth Choir Project ~煌~ 
広島メンネルコール

広島市中区在住
エリザベト音楽大学
宗教声楽コース卒業

 

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